リプロダクティブヘルス強化プロジェクト フェーズ2   
~Project for Strengthening Reproductive Health Phase 2~

対象国名           シリア  
協力期間           2010年1月~2013年1月  
対象地域           アレッポ県マンベジ郡、アル・バーブ郡
イドリブ県ハンシフーン準郡

実施背景          
世界銀行の基準で低中所得国に属するシリア国は、この10年間で母子保健を含めた保健医療を取り巻く環境が改善されつつありますが、その一方で、合計特殊出生率は3.04、人口増加率は2005年から2010年で2.5%(UNFPA世界人口白書2008年)と、高止まりになっていることが懸念されています。

特に北部地域は、人口あたりの保健医療施設数や医療従事者数が少ない上、自宅から保健医療施設までの距離の長さや交通手段の未整備などによって、人々の保健サービスへのアクセスは物理的に難しい状況にあります。例えば、妊産婦死亡率を見てみると、ダマスカス県では出生10万件に対し34件のところ、北部のアレッポ県やイドリブ県では62件となっています。また、近代的不妊実行率は首都ダマスカスで58%であるのに対し、アレッポ県では49.6%、イドリブ県では39.1%となっています。

このような状況を受けて、リプロダクティブヘルス・ケアに関する国内格差を縮小し、保健センターにおける母子保健・リプロダクティブヘルスサービスの利用増加を目的として、「リプロダクティブヘルス強化プロジェクト(フェーズ1)」が、アレッポ県マンベジ郡を対象に、2007年6月から2009年3月まで実施されました。

このフェーズ1では、「保健センターにおける母子保健・リプロダクティブヘルスサービスの質の向上」と「住民の行動変容促進」を同時に行う手法が用いられた結果、対象郡の保健センターのマネジメントが改善され、サービス利用者も増大しつつあることが確認されました。
他方、この取り組みの定着にはなお時間を要することが確認され、フェーズ1終了時には、シリア政府より同手法の定着と他地域への普及拡大のための協力が要請され、本プロジェクトが実施されることとなりました。

上位目標           :

プロジェクト目標 :



果                  :






対象県(アレッポ県、イドリブ県)のリプロダクティブヘルス状況が改善する。

対象郡(アレッポ県マンベジ郡、アルバーブ郡、イドリブ県ハンシフーン郡)のプライマルヘルス・ケア施設における質の高いリプロダクティブヘルスサービスの利用が増加する。

1.プライマルヘルスケア施設で提供されるリプロダクティブヘルスサービスの利用が増加する。
2.女性のリプロダクティブヘルスサービスへのアクセスを阻害する要因がBCC(行動変容のためのコミュニケーション)によって減少する。
3.対象県および郡の計画立案やモニタリング・評価に関する管理運営能力が向上する。
 


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